iOS 10.3には「AirPodsを探す」機能を搭載 でもケース単体は探せない

本日未明、iOS 10.3のベータ版が開発者とベータテスター向けにリリースされました。まだ主な機能についての情報は出揃っていませんが、現時点でiOS 10.3 beta1で確認されている機能では「AirPodsを探す」機能に注目が集まっています。

音と地図で探す

AirPodsを探す機能を使えば、紛失してしまったAirPodsをiPhoneからの操作で音を鳴らすことができます。AirPodsを落として見えなくなってしまった時、この機能を使えば音を頼りにイヤホンを探すことができます。またそれほど大きな音は出なさそうですが、屋内なら十分に使える機能になると思います。

またAirPodsが最後にiPhoneとペアリングされていた場所を地図上に表示する機能も搭載されます。これで自分の手元から離れた場所が分かる仕組みになっています。ただAirPodsで通信機能があるのは左右のイヤホンだけです。ケースは通信機能を有さないため、ケース単体を「AirPodsを探す」で探すことはできないと考えられます。

iOS 10.3はベータ版更新で機能追加か

これまでもiOSはベータ版を重ねるごとに新しい機能を追加して、正式版のリリースに備えてきました。今回は「AirPodsを探す」が目立った機能になっていますが、beta2, beta3, beta4と改良を重ねるごとに新しい機能が追加されていくと考えられます。噂になっていたシアターモードもベータ版のどこかのタイミングで機能が公開されると考えられます。

おそらく例年のスケジュールを考えれば3月中旬に正式版のiOS 10.3がリリースされるはずですが、それまでにどんな機能が追加されるか楽しみです。ちなみにiOS 9.3の時も3月のスペシャルイベントで詳細が発表されたのですが、事前にAppleはWebサイトでiOS 9.3の主な機能を公表していました。今回もそうした形でスペシャルイベントを待たずに新機能が発表される可能性は大いに考えられます。