BeatsX、アメリカでは1営業日で出荷 世界的に品薄というわけではない

先週の金曜日から販売が始まったBeatsXは一時、日本のApple Online Storeで納期が「6週」となるなど、極端な品薄が懸念される状態になりました。しかしその後、納期は「1-2週」まで回復しており、またアメリカのオンラインストアでは発売からずっと「1営業日で出荷」の状態が続いており、BeatsXの在庫状況は世界的に品薄状況が続いているAirPodsほど深刻な状況ではないようです。

アメリカではずっと「1営業日で出荷」

日本ではApple Online Storeでの予約開始から数時間で納期が「6週」となるなど、BeatsXの人気に供給が追いつかない状態となりました。しかしその間もアメリカでは同様の製品が「1営業日で出荷」となっているなど、BeatsXは地域ごとに在庫の偏在があったようです。

この在庫の偏りを修正した結果、日本での納期が「1-2週」へと変更になったのかもしれません。ちなみに今でもアメリカのOnline Storeでは「1営業日で出荷」の表示があり、BeatsXの在庫には余裕があることがわかります。日本では品薄、アメリカでは在庫に余裕ということから、Appleは日本でのBeatsXの人気を読み間違えてしまった可能性はあります。

AirPodsは今でも「6週」待ち

一方で同じW1チップを搭載したAirPodsの品薄は深刻です。今でも納期は「6週」と表示されており、店頭に入荷したとしても数分、数十分で完売という状態が続いています。AirPodsの発売からまもなく2ヶ月が経過するのですが、これだけ品薄が続くのはApple Pencil以来のことかもしれません。

AirPodsは発売前の期待、発売後の評判がともに高く、この品薄も納得できるのですが、それでもAppleは供給体制をもう少ししっかりさせるべきかもしれません。BeatsXの需給はこれほど悪くないと考えられますが、品薄のアクセサリを手に入れるために注文を急いだり早朝から店頭に並ぶのはあまり嬉しいことではありません。