Apple WatchのLTE対応で本当に便利になるのか?Appleは何を提示するのか?

どうやらApple Watch Series 3LTE通信に対応し、iPhoneとペアリング状態にないときでもインターネット接続が可能になるようです。しかし単独でApple Watchを使うケースが現時点では少なく、どのくらい便利になるか不明です。Apple9月12日(日本時間13日未明)のスペシャルイベントでどのような使い方を提示するのでしょうか。

ランニング、サイクリングなどには最適?

Apple Watch運動を記録し、管理するデバイスとして多くの人が利用しています。この用途ではApple WatchがiPhoneから独立するのは確かに便利かもしれません。ジョギングウォーキングサイクリングに出かけるとき、iPhoneという荷物を減らせるのは嬉しいです。

運動中、iPhoneがなくても簡単な地図を確認し、これからの天気がわかりメッセージの送受信も可能になるのでしょう。スキー場でもいちいちiPhoneをゲレンデに持ち出さなくてよくなるのは便利かもしれません。Apple Watch単独で電話がかけられるなら、緊急時にもiPhoneがなくても困らないと思います(3G非対応という情報もあり電話が本当にかけられるかは不明です)。

またiPhoneを家に置いて、Apple Musicオススメのプレイリストを聴きながら散歩といった使い方もできるようになります。散歩中もついついiPhoneの画面を覗き込むことが多くなることもあり、Apple Watchだけで散歩に行けば別の楽しみが見えてくる気もします。Apple Watchを単独で使うようになれば、これらの点では新鮮さを感じるかもしれません。

アプリ次第で可能性は広がる

趣味個人の生活以外の点でも可能性を感じないわけではありません。Apple Watchは一般ユーザーの利用だけでなく、医療ビジネスの領域でも利用されるデバイスになりつつあります。常に手首にインターネットに接続された機器が存在することに大きな意味が出てくる可能性は十分に考えられます。

農作業建設作業など屋外でiPhoneと離れた場所で作業する場合、単独で通信できるApple Watchが有効に使えるような気もします。しかし、僕はこれ以上具体的で有用な使い方を思いつくことができません。Appleがスペシャルイベントで、Apple Watchの新たな可能性を見せてくれることに期待しています。