iPhone Xで撮影した「4K 60fps動画」のデータサイズは巨大

iPhone 8iPhone 8 PlusiPhone Xではこれまで通り4K動画の撮影が可能なのですが、30fpsだけでなく60fpsも選べるようになっています。4K画質で60fpsとなればデータ量は大きくなると予想がつきましたが、確かめるとやっぱり巨大サイズでした。

2分20秒で923MB

iPhone 6siPhone 7でも4K動画が撮影できたのですが、それぞれ30fps(1秒間に30コマ)の撮影にしか対応していませんでした。この30fpsでファイルサイズは1分で350MBと説明されていました。その後iOS 11動画はHEVC形式となったことで従来の動画ファイルよりサイズはかなり小さくなったのですが、それでも60fpsで撮影すると2分20秒の動画で923MB(1分で約400MB)となりました。撮影した内容によりファイルサイズは多少前後しますが、それでも400MBはかなり大きいです。

僕はiPhoneではあまり長い動画は撮影しないのですが、それでも1分程度の動画はよく撮ります。こうした動画が10本、20本と溜まっていくと本体の容量を圧迫していきます。またiCloudフォトライブラリを使ったとしてもiCloud側の容量を圧迫するようになります。4K/60fps動画は撮りすぎに注意です。

容量を節約するならHEVCは必須

iOS 11からiPhoneで撮影する動画をHEVC(H.265)H.264を選択できるようになっています。「設定」→「カメラ」→「フォーマット」と進み「高効率」にチェックを入れるとHEVCで動画を撮影する設定となります。HEVCは画質を保ちつつ高い圧縮率を実現し、画質を落とさずにファイルサイズを半分程度にすることが可能とされています。ただ普段使っている動画編集ソフトがHEVCに対応していない場合などは互換性優先でH.264形式を選択することになります。

なおiPhone X、iPhone 8/8 Plusは4K/60fpsの動画1080p/240fpsのスローモーション動画を撮影する際にはHEVC(高効率)を選択しておく必要があります。