iOSアプリで「ガチャ確率」の明示を義務化

多くの人が様々なiOSアプリに課金していますが、最も多いとされるのが「ガチャ」と呼ばれるアイテム入手のためのクジへの課金です。10回クジを引くのに2,000円から3,000円というのが一般的な値段のようですが、それでも出現確率の低い目当てのキャラクターやアイテムを入手するのは難しいとされます。

AppleはiOSアプリのガイドライン内(リンク先は英語)で、この「ガチャ」でどのキャラクター、アイテムが何%の確率で出現するかを明示する必要があることを規定しました。

モンスターストライク公式サイトより

確率明示で変わるのか

これまでもどれだけガチャを回してもレアアイテムが入手できないと問題になったケースはあります。アプリ内では「x%」と出現率が表示されていたものの、実際はそれをはるかに下回る出現率だったことで訴訟に発展したケースもあるようです。こうした問題の発生はAppleが事前にガイドラインで確率の明示を定めたことで抑止できそうです。

英語版ガイドラインの機械翻訳

ただ消費者側に表示された確率が本当かどうかを確かめる手段はありません。アプリを審査するAppleもおそらく確認できないでしょう。配信者側の良識に任せるところの大きい事項になるでしょう。とはいえ、表示された確率が虚偽であると判明すればAppStoreでの配信停止という大きなデメリットだけでなく、詐欺行為にあたる可能性もあるだけに、配信側も無理することはないでしょう。

0.1%と表示されても

ただ確率が明記されたとして、ユーザーが課金をためらうかどうかはまた別問題です。日本の街中に溢れるカジュアルなカジノでも0.3%程度の大当たりの確率が明記されていますが、その確率の低さに驚いて課金をためらっているユーザーはいません。運営側のバランス感覚が試される場面にはなりそうですが、定着したガチャ課金に冷や水を浴びせるということにはならないでしょう。

僕自身、ガチャ課金はしたことがないのですが、電車の中でも昼休みのちょっとした空き時間でも、iPhoneやAndroidスマートフォンで多くの人がガチャを楽しんでいます。稀に何十万円、何百万円と課金したとのニュースや話題を目にしてびっくりすることはありますが、適正な範囲であればこのような楽しみを奪う必要はないと思います。