キャッシュバック 祭りの後

今週末、何とも珍妙な祭りが開催されたようです。

携帯3社は複数契約のMNPに対して大幅なキャッシュバック増額を実施してきましたが、これが16日で(一応)終了となりました。最終日となる日曜日、MNPでキャッシュバックを受け取ろうとするユーザーが電話受付、店頭窓口に殺到しました。結果、MNPの受付は混雑により予約番号の発行ができず、携帯ショップ窓口での契約もシステム混雑で夕方には受付を終了した店舗もあったようです。

僕はそもそも移動する契約を持っていないので最初から傍観するしかなかったのですが、Twitterのタイムラインを見ても検索してみても、まさにお祭りのような状態でした。奇妙なお祭りですが、予約番号を獲得して窓口に列ぶ人の高揚感と、よくわからない現金を手にした刹那的な雰囲気がまさにお祭りという表現がピッタリでした。

ただ、重要なのは祭りの後です。キャッシュバック積み増しで競争しなくなるなら、携帯会社はどこで競争してくれるのでしょうかか。これは期待するしかないのですが、あまり期待できないのも事実です。そもそもキャリアがキャッシュバックに走ったのは、キャッシュバック以外で他社との差別化でいなかったためでもあります。

キャッシュバックで大盤振る舞いしたキャリアも、追随して対抗したキャリアも、キャッシュバック以外に集客の要となる施策を出せていません。それがキャッシュバック減額で急に何かを提供できるようになるはずはありません。少しの間は静かになりそうですが、また来年、今までと同じ光景を目にする可能性も十分に考えられます。