iPad(6th)発売 Apple Pencil対応で価格は37,800円から

Appleは教育関連イベントで新しいiPadを発表しました。発表直後からApple Online Storeで注文が可能となっているので、今日にも店頭に並ぶでしょう。注目された価格は第5世代と同じで329ドル、37,800円(税別)からと設定されています。

学生、教職員は定価より2,000円安い35,800円から

Apple Pencil対応なら…

イベント前、iPadがかなり安くなるとの期待が高まっていました。昨年に出てきた「2万円台のiPad」という情報に流された形ですが、期待が大き過ぎた分、性能が向上して価格が据え置きとなった今回の新しいiPadの価格は物足りない感じがしないでもありません。ただApple Pencil対応3万7,800円からの価格設定は「安い」と言っていいでしょう。

日本の教育機関でどのようにiPadを導入するかは今後の課題になりそうですが、家庭での教育にiPadを取り入れるのは明日からでもできます。今回のApple Pencil対応のiPadは価格面でも導入を助けてくれることになるでしょう。今日生まれた子供達は大人になるまで鉛筆とノートで勉強したことがない、そんな世代になるかもしれません。

性能は旧モデルより若干向上

iPad(6th)はA10チップを搭載しており、A9チップ搭載の旧モデルよりも性能は向上しています。実際の使用で見違えるような差が出るほどの性能アップという程ではなさそうで、この辺りは価格を抑えるためにある程度妥協があったと言っていいでしょう。また当然と言えば当然ですが、iPad Proに比べると見劣りする性能になっています。これも価格を優先した結果でしょう。

ただハードな処理をしない、重いアプリをあまり使わない、と用途が限定されている場合にはこのiPadはやはり魅力的です。またホームオートメーション用などに複数台のiPadを導入する必要がある場合など、教育向けだけでなく大人が使うとしてもiPad(6th)有力な選択肢の一つになるでしょう。