Appleの教育イベントに期待 でも日本ではなぁ…

Appleが27日(日本時間28日午前0時)から教育をテーマにしたイベントを開催します。2012年の教育イベントの際にはiPadを教育にどのように取り入れていくかの方向性が示され、それから6年、新たな方向がこのイベントで見えてくるのかもしれません。

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電子教科書は未だ普及せず

2012年のAppleのイベントでは教師がより簡単にiPadで閲覧できる教科書を作り、それを生徒(児童)に配布するプラットフォームが発表されました。そこから6年が経過していますが、当時考えられていたほど電子教科書は普及していません。特に日本では原則として検定済教科書の使用が義務付けられており、教師が独自に教材を作ることは制度的にも非現実的です。

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2012年のイベントから6年、日本ではようやくタブレットを教育の現場に導入する試みが始まったばかりです。まだまだ電子教科書の導入という段階にはありません。おそらく今回のイベントで、Appleはアメリカの教育システムで役に立つソフトウェアやハードウェア、プラットフォームを発表するでしょう。それが日本で導入できるようになるのは、前回の教育イベントからの変化速度を見ると、やはり5年、10年といった期間が必要になる気がします。

家庭教育への応用も

学校教育でiPad(タブレット)を導入する目処が全く立っていないなら、保護者が家庭教育で導入すればいいのです。僕も今回の発表で面白そうな試みが発表されれば、家での子供達の教育に役立ててみようと思います。幸い、小さい子供達はiPadiPhoneに慣れ親しんでいるので、操作を覚えるのも早いはずです。

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ただ、まだまだ「紙の教科書や本を読んで、ノートに書いて勉強する」ことを重視する人が多くいます。またアプリで勉強することを「遊び」と考えてしまう人(勉強とは認めない人)もたくさんいます。こうした人たちを説得した上でiPadを家庭教育に取り入れなければいけないのは、ちょっと厄介な気もします。

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