iPhone XS/XRの売れ行きに暗雲 悪くはないはずだけど

iPhoneに使われる部品のサプライヤーの業績から「どうもiPhone XS/XRが売れていない」という憶測が流れています。またサプライヤー側からAppleによる減産指示が漏れ伝わってくるなど、現時点でiPhoneの販売が予想よりも低調に推移している可能性が高くなってきました。

iPhone Xは上手くいったが

Appleは昨年、ハイエンドモデルとしてiPhone Xを発売しました。当初は高価格過ぎると批判されていましたが、結局はiPhone XがiPhoneの販売、そしてAppleの業績を牽引する役割を果たすなど、大成功を収めた機種となりました。確かに発売日にiPhone Xを購入してずっと使っていますが、高性能・高機能を存分に活かした機種であり、サイズや重さバランスもよく、かなり完成度の高い機種だと思っています。しかしAppleはそこからの発展形としてのiPhone XSを消費者に上手くアピールできなかった可能性はあります。

また1カ月遅れで発売されたiPhone XRも立ち位置が定まらず、価格では今でも販売されているiPhone 8と競合し、性能ではiPhone XSと競合してしまう、中途半端な機種になってしまったことは否めません。カラーバリエーションも豊富で、最低限以上の性能を備えているiPhone XRはいい機種なのですが、明確な特徴が見えてこない機種となっています。

今後、iPhone XRは普及機として一定の販売数が見込まれるという予想もありますが、普及機としては少々価格が高く、いまいちな雰囲気が強くなってきています。

影響は多岐に及ぶ

iPhoneが売れないという事実は単にiPhoneユーザーが増えなくなる、減少するという結果を招くだけでなく、iPadやApple Watch、Macの販売にも響くでしょう。Apple製品はそれぞれの連携の良さが高く評価されており、iPhoneユーザーだからノートブックはMacBookという人も少なくありません。またApple WatchはiPhoneと連携して使うことが前提であり、iPhoneの勢いが落ちれば自然にApple Watchの勢いも削がれてしまいます。

さらに言えば、主にiPhoneユーザー向けの音楽配信サービスApple Musicの勢いにも影響が出るでしょう。またiPhoneやApple Watchなどから家電を操作するHomeアプリもユーザーの拡大が進まなければ対応製品の開発が滞る可能性が出てきます。iPhone販売の不振はAppleファンとして非常に心配しています。