ドコモのLTE、初詣で賑わう明治神宮で反撃の狼煙を上げる

スピードテストの記事はどこが速い、どこが優れているという論評に向かいがちですが、通信キャリアの通信環境整備の進捗や整備の方向性を見るものだと思っています。なのでこのブログでは、比較記事をもとにどこのキャリアがいいという話題はあまりしないですが「年始の明治神宮で速度調査……ドコモ150Mbpsエリアが拡張」は面白い記事でした。

混雑する場所で敢えてスピードテストをする是非はさておき、ドコモのLTEが他社を圧倒するスピードを記録したのは特筆すべきでしょう。まだまだ狭い150Mbps(iPhone 5s/5cでは100Mbps)対応エリアでの計測とはいえ、混雑していてもこの水準のスピードが出るのは凄いと思います。下のエリアマップでは本殿付近は150Mbpsエリアではないものの、記事中にあるようにドコモは初詣対策として移動基地局車の派遣や、付近の基地局を混雑エリアに向けるなどの方法で超高速エリアを一時的に拡大していたようです。

マップでは入り口付近だけがエリアですが、
記事では本殿付近でも150Mbpsエリアだったようです

ドコモのLTEは計画によれば来年の5月には東京23区では大半が150Mbpsエリアになり、関東から関西にかけての大都市でもエリア整備が進むようです。iPhone 5s/5c発売直後はあまり評判が良くなかったドコモのLTEですが、2014年はドコモがLTEスピード競争で一歩リードする可能性は大いに考えられます。