HomeKit対応スマートプラグ「eve energy」の用途を考える

先月発売になったHomeKit対応スマートプラグ「eve energy」はコンセントの通電を遠隔操作やオートメーションでON/OFFでき、組み合わせ次第では無限の可能性を秘めた製品になっています。

ホットカーペットの季節が終わる

今、eve energyにはホットカーペットのプラグを繋ぎ、寒くなったら「Hey, Siri カーペットをON」などと話しかけるだけで操作できるようにしています。また夜になればもしカーペットの電源が入っていても、照明とともに全てOFFになるように設定してあり、消し忘れがなくなるようにしています。これだけでも結構便利なのですが、今年の暖房シーズンには温度センサーと連動させようとも計画中です。

ただ私の住む北海道でもこれから夏を迎え、ホットカーペットの使用回数はかなり減ります。せっかくだしこの期間にスマートプラグの新しい利用方法を考えるのもアリかと思い、色々考えています。扇風機や冷風機なんかにはスマートプラグを繋げるだけで簡単に使えそうで、候補の一つにはなっています。できれば換気扇をスマートプラグに繋いでHomeKit対応製品の連動させたいのですが、これは工事が必要でハードルが高い気がしています。

換気扇に繋ぐことができれば、冬場の暖房シーズンの換気にも役立ってくれるはずです。温度センサーや環境センサーと連動すれば、常に室内をいい状態に保つのも可能でしょう。ハードルが高くても対応させる価値はありそうです。

照明は全てHueでHomeKitに対応しているので、敢えてスマートプラグでON/OFFをコントロールする必要はないのですが、廊下や階段の足元照明(プラグに直接差し込むタイプ)に使えば、ON/OFFを時間で設定できるようになり便利かもしれません(間に挟むため出っ張りは大きくなりますが)。

使用不可の機器も

eve energyHomeKitに対応したスマートプラグとはいえ、全ての製品に使えるわけではありません。電熱器や電気ストーブのように、周囲の状態によっては火災の危険がある機器には基本的に使用できません。遠隔操作も通信状態によって不可能になるケースがあるので、そのことも頭に入れてスマートプラグで使う機器を選ぶ必要があります。

さらに最近は通電しただけで作動する家電製品はほとんどありません。なのでこのようなスマートプラグは単純な製品と繋ぐことが前提の商品ではあります。ただ、逆に言えばホームオートメーションにどう頑張っても対応しないような製品を対応させる最後の手段にはなり得ます。これはユーザーの工夫次第ということかもしれません。