またしても生き残ったApple Watch Series 3の存在意義とは

Appleは昨日Apple Watch Series 7の予約開始に合わせてSeries 6の販売を終了しました。一方で廉価モデルとしてのSE、入門モデルとしてのSeries 3の販売は継続しています。

watchOS 8なら

Apple Watchはモデルチェンジのたびに内部性能を上げて処理性能を向上させてきました(Series 6→Series 7は同等とされますが)。結果的にAppleの公称の値でSeries 7はSeries 3に比べて2.4倍の処理性能を持つとされています。またディスプレイサイズもSeries 7はSeries 3に比べて50%大きくなり、心電図機能、血中酸素ウェルネス機能なども追加され、性能、使い勝手共にほぼ別物と言っていいくらい違うモデルになっています。

なぜAppleはSeries 3の販売を続けるのでしょうか。最近、棚の中で眠っていたSeries 3を試しに使ってみたのですが、確かに昔のようなもっさり感は多少解消されています。おそらくOS側の進化のおかげだと思われ、watchOS 8をインストールすれば軽く使うには支障のない製品にはなっていました。Apple Payでの支払いと通知の確認、ワークアウトの管理くらいなら、Series 3でも十分だと感じるユーザーもいるでしょう。

AppleとしてはSeries 3でApple Watchユーザーを幅広く取り込み、もっと快適に新しい機能を使いたいと思ってもらえればいいのかもしれません。Series 3を1年使い込めば、次の最新Apple Watchが欲しくなるのは理解できます。ただ出来るだけ安い機種をと考えているとしても、まだ数年は快適に使えるSEを選ぶことをお勧めします