Apple Watch Series 8はSeries 7と代わり映えしない?

この秋に発表されると予想されているApple Watch Series 8ですが、新機能や新デザインに関する情報が出てきません。その代わりに出てくるのは搭載チップはSeries 7(Serires 6)と同じ体温センサーや血糖値測定センサーの搭載は遅れそうといったものです。結果としてSeries 8はSeries 7とあまり変わらないモデルになるのではとの予想が支配的です。

生体センサーの技術的限界

Appleは数年前からApple Watchに血糖値センサーを搭載する研究を続けています。またApple Watchに体温測定機能を搭載するとの噂もずっとあります。しかし双方は技術的な問題を解決するに至っておらず、まだApple Watchに実際に搭載する段階にはないと見られています。そのためこの秋に発表されるApple Watch Series 8にこれらの機能が追加される可能性もかなり低いと予想されています。

デザインについてもAppleは従来のデザインを引き継いだままSeries 7でディスプレイサイズを拡大しました。Series 8でもこのデザインが維持されるとの予想が支配的であり、おそらく大きな変更点はないと考えられます。さらにSerires 7に搭載したチップ(Series 6と同等のも)が継続してSeries 8でも使われるとの予想もあります。

結果としてApple Watch Series 8の機能、性能、デザインはほとんどSeries 7と同等になる可能性が高くなってきました。AppleがSeries 8の特徴となる機能をSeries 8限定で提供する可能性はありますが、Series 8はあまり代わり映えのしないモデルになるのかもしれません。

Proモデルの存在は

Apple Watch Series 8にはProモデルが追加されるとの噂もあります。Proモデルは頑丈でセンサーの精度を向上させ、相対的な体温変化を検知するセンサーを搭載し、ハードな利用にも耐え、トップアスリートのトレーニングにも使えるとされます。このProモデルは代わり映えのしないSeries 8の発表を派手に演出する役割もあるのかもしれません。

毎年Apple Watchを買い換えるようなヘビーユーザーをProモデルに誘導しつつ、新たなApple Watchユーザーや定期的に買い換えているユーザーを通常モデルで受け止める。そんな戦略なのかもしれません。本当にProモデルが発表されるかも含めてこの秋のApple Watchの発表は注目です。