MacBook Airはスピーカー性能が大きく進化した、でスピーカーはどこに?

新しいMacBook Airのデザインや色の選択などについて、Appleの開発担当者がCasa BRUTUSのインタビューに応えています。そこで語られていることで、実際に使っていて大きな変化と驚きを感じることがスピーカーの進化です。

スピーカーの穴がない

MacBook Proにしろ12インチMacBookにしろ、そして旧モデルのMacBook Airにしろ、本体から音を出すスピーカーの「」は目立つ位置(キーボードの左右など)に配置されていました。本体に無数の穴が開けられて、その下に配置されたスピーカーから音が出るのですが、新しいMacBook Airにはその穴が見当たりません

ではどこから音が出ているのか、「新MacBook Airに見る、これからの時代のものづくり。」を読むまで気づきませんでした。穴はディスプレイと本体の接続部分、かなり覗き込まないと見えない部分に小さな穴が左右に4つずつ、それより少し大きな穴がヒンジ付近の左右に2つずつ配置されています。

この小さな穴からMacBook Airの音が出てきます。小さな穴から出てくる音とはいえ、これまで使っていた12インチMacBoookより圧倒的に自然な音です(音質が向上した影響もありそうです)。スピーカーから聞こえる音というより、ディスプレイに映し出されている映像から音が聞こえる感じです。

厳密に聞けばディスプレイ下部から音が聞こえるのはわかるのですが、これまでよりかなり自然な音響になっています。穴から出る音の反響も計算されているのかもしれません。映画ミュージックビデオ配信コンテンツを楽しむときだけでなく、最近ではビデオ通話を使う機会も増え、そうした場面でもMacBook Airのスピーカーの威力を感じることができるでしょう。M2チップ搭載のMacBook Airのとても面白い進化だと思います。