Apple 銀座は9月から改装工事のため一旦閉店となります。ただ改装工事が終わり次第、再入居という形でリニューアルオープンすることが予定されています。Apple 銀座はリニューアル後に再び日本のApple Storeの旗艦店としての地位を取り戻すことができるのでしょうか。
古くなっていた店舗
Apple 銀座は2003年、アメリカ以外で最初のApple Storeとして出店されました。以来、全国にApple Storeが出店されていく中で、Apple 銀座は中心的な店舗として捉えられてきまた。iPhoneの発売日、店舗前にできる行列のテレビ取材はApple 銀座前と相場が決まっており、AppleもApple 銀座を象徴的な店舗(旗艦店)として捉えていました。しかし2014年にApple 表参道が出店されて以降、中心的な店舗の地位は表参道に移ってしまいました。行列の取材が移っただけでなくティム・クックCEOが来日した際に訪れたのもApple 表参道でした。
確かにApple 銀座はひとフロアの面積が狭く、新しいApple Storeにあるような解放感はありません。Apple Storeでのイベントやワークショップ形式のToday at Appleを開催するのにも不向きではありました。結果としてAppleが目指すStoreのコンセプトを実現できなくなりつつあったのかもしれません。9月1日から入居するビルの改装に合わせて、一気に店舗の内装、外装を刷新するのでしょう。
改装後のApple 銀座がどのような店舗になるかは想像できません。ただAppleにとってApple 銀座は特別な場所でもあり、Apple Storeの旗艦店としてのポジションを再びApple 銀座に戻すのではなでしょうか。そのためにもApple 銀座はApple Storeの最新のトレンドを取り入れ、日本/銀座という立地に調和した店舗になるのではないでしょうか。「Appleが銀座をどのように表現するか」、こそれも新しいApple Storeの見どころかもしれません。