Apple Watchの低電力モードは「どうしても」って時だけかな

watchOS 9の新機能としてApple Watchのバッテリー持続時間を伸ばす低電力モードが搭載されたました。このモードONにすることで、いくつかの機能をOFFにして、バッテリーが最大36時間持続すると説明されています。

使えなくなる機能は

Apple Watch Series 8(45mmモデル)にはSeries 7と同じく、容量1.19Whのバッテリーが搭載されています。このバッテリー容量で通常モードで一般的な使用した場合、18時間の連続利用が可能とAppleは説明しています。ユーザーそれぞれの使用スタイルでバッテリー消費のスピードは変わるのですが、だいたい朝から晩まで使って夜充電というスタイルでApple Watchが使えるようになっています。

その18時間の持続時間が低電力モードで36時間に伸びることで、充電は2日に一回で済むことになります。ただしセンサー類の使用頻度を抑えることで消費電力を抑えるため、通常モードだと5分に1度くらいあるバックグラウンドでの心拍数の測定が行われません。そのため心拍数の異常不規則な心拍を計測した時の通知も行われません。

またWi-Fi接続、モバイル通信の使用の制限が行われ、結果として通知が遅れたり、緊急通報が届かなかったりするようです。さらに文字盤の常時点灯機能もOFFとなり、時計としても少し使いにくくなります。なので低電力モードは普段から使うモードではなく、どうしてもバッテリーを長持ちさせたい時限定の機能って感じです。

ちなみに設定時に低電力モードをONにする期間(1日、2日、3日)も選択できます。なので充電器をもって行かない旅行や出張の期間だけONにするという設定も可能です。