Apple Storeの行列はもう終わったんじゃないか?

今年の新型iPhoneの発売で注目されたのは「行列」でした。新型iPhoneの性能や、それを手に入れて喜ぶ人のニュースより、「行列」への注目度が高かったような気がします。

多くの人が転売目的で行列に参加し、一部では暴力事件にも発展したようで、こうなればもう終わりです。

行列はそもそも、周囲の人には邪魔なものです。それをファンとして「年に一度のお祭りなので、どうか大目にみてください」という立場で楽しませてもらっていました。道行く人も、「(いい意味で)バカなことやってるなー」って目で見てくれて、時には話しかけてもらったりで、一緒に楽しんでくれる人も多くいました。

もちろん、邪魔そうな目で見る人、時には文句を言ってくる人もいましたが、そこはファンとしては謝りつつ、許してもらう立場であることは忘れてはいけません。

で、今年の状況。あんな行列、だれが暖かく許してくれるでしょうか。外国人だから、転売するからなんて次元の問題ではありません。殺伐とした行列が何百メートルも続く、そんな異様な街の風景を誰が許してくれるかという話です。

少なくとも自分はあの行列に加わって、迷惑をかけている人に「お祭りだから大目にみてください」とは言えないです。もし対策が取られなければ、来年からApple Storeの行列に並ぶことはないでしょう。