ワイモバイルの新料金が安い でも競争の土俵は同じ

今日の午後1時からイー・アクセス改め、ワイモバイルが新サービスと新製品の発表会を実施します。それに先立って、日経が発表予定の新料金プランの概要を報道しています。(日経新聞の記事

プランはデータ1GB、3GB、7GBに無料通話(10分まで月300回)が付いて2980円〜(端末代別)というものです。これ以外に課金される部分があるかないかは不明ですが、大手3社に比べて割安な料金になることは確かです。ソフトバンクが導入しようとして不評だった10分の通話制限を入れることで、月額料金を安く抑えることに成功したのかもしれません。またエリア面でも大手3社ほど緻密で広大なエリアを持っている訳ではありません。そうした不利を補うためにも月額料金で勝負したのでしょう。

LTEエリア(紫)はソフトバンクよりも狭い

制限付き安く抑えることで大手3社との差別化を目指す方針には期待します。また端末もiPhoneではなくAndroid端末に特化することで、色を出せるようになるかもしれません。

しかし、KDDIの料金プラン発表会見でも指摘があったように、大手携帯電話会社の料金、サービス競争は型にはまっていて、どの企業も同じ土俵で勝負しています。今回のワイモバイルの料金プランもその土俵の中での勝負に見えます独自サービスといってももヤフープレミアム会員との連携、ヤフーアプリのプリインストールに留まっているようで、もう一歩踏み出せる何かが欲しかったのも確かです。日本初のインターネットキャリアという土俵をつくれているか、少し疑問ではあります。

ただ今回の料金プランからは「ワイモバイルは大手3社とは違う」と明確したい意図が透けて見えます。その方針を堅持してもらって、今後の独自サービス展開に期待したいところです。