Apple Watchの販売に加速がついてきた模様

Appleが発表した2018年第1四半期の業績で、特に目を引いたのが「その他製品」部門の増収でした。「その他製品」部門の売上高は前年同期比で70%増、額にして14億ドルの増収となり、この大半がApple Watchによるものだと推定されています。

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Series 3は2の2倍売れた?

アメリカのメディアによるとApple Watch Series 3は前年同期のApple Watch Series 2の販売台数の2倍売れたようです。確かに日本ではSeries 2からApple Payが使えるようになるなど、大きな変化があったのですが、海外ではSeries 1とSeries 2の違いは防水機能(と細かい性能アップ)しかありませんでした。なのでSeires 2の存在感は薄く、すでにAppleはSeries 2の販売を終了しています。

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影の薄かったSeries 2に変わって登場したSeries 3LTE通信機能を搭載し、一気に販売台数を増やすことに成功したようです。現時点でLTE通信を有効に使える状況は限られますが、屋外での利用の多い人にとってiPhoneを持たずにApple Watchを使えるiPhoneを持たなくても必要最低限の連絡が取れるようになるのは便利に感じるはずです。

当初はスロースタートを想定

Appleのティム・クックCEOはApple Watchの販売をiPodに喩えており、最初から爆発的に売れる商品になるとは考えていなかったようです。しかし初代Apple Watchの発売からもうすぐ3年、そろそろApple Watchの販売にも加速がついてきたのでしょう。Apple Payの普及、Apple Pay Cashの利用拡大なども重なれば、Apple Watchの販売台数はさらに伸びていくでしょう。

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最近はApple Watchへのアプリ提供を取りやめる企業が増えています。TwitterGoogle MapLINESlackもApple Watch向けアプリを消去しています。ただこれからApple Watchの普及台数が増えれば、これらアプリがApple Watchに帰ってくるかもしれません。そういう意味でもApple Watchの販売台数の増加に加速がつくことは心強いことだと考えます。

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