Apple Payは現在、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、シンガポール、中国で使えるようにになりました。これに加えて13日にはスイスで使えるようになり、今年後半には日本をはじめとした主要国で利用可能になると言われています。日本で秋頃にサービスインするのは既成事実となっていますが、一体どのくらいの場所でApple Payが使えるのかは不明のままです。
スターバックスでも対応端末を発見
週刊アスキーが横浜のマクドナルドでApple Payが使えるNFC読み取り端末を使って実際に決済をする記事を掲載しています。この記事によるとマクドナルドはあくまで例外的な対応として横浜の店舗に端末を設置したとのことです。そのため端末設置がすぐに全国のマクドナルドに広がるわけではないと解説されていました。
しかし新宿のスターバックスにも同一の読み取り端末が設置されており、Apple Pay(PayPass、payWave)が使える場所は確実に増えている印象です。もしかしたらマクドナルドも実験的に端末を設置し、社内的に各種検証を実施していたのかもしれません。Apple Payが利用できる読み取り端末は今後数カ月で一気に設置が進むのではないでしょうか。
普及が進めば一気に便利になる可能性
おそらくApple Payが日本に上陸した際、利用できるのはチェーン店が中心だと思われます。しかし既に小規模な店舗での利用を想定したSquareの決済サービスもApple Payに対応したリーダーを販売しています(アメリカではApple Storeでも販売されています)。Apple Pay利用者が増加すれば、この端末を利用する店舗も増えるでしょう。
日本でApple Payがサービスインすれば、iPhoneの普及台数に合わせて、一気に利用可能場所が広がる可能性は大いに考えられます。Apple Payが全国津々浦々で利用できるようになれば、iPhoneが便利になるだけでなく、Apple Watchも便利になります。
iPhoneとApple Watchだけを持って、散歩のような感覚で旅行に行けてしまう未来がすぐそこまで来ているのかと思うと楽しみで仕方ありません。