Appleの新社屋の正式名称は「Apple Park」、4月から順次稼働

Appleは建設が続けられている同社新社屋について公式な発表を行いました。発表では新社屋は「Apple Park」と命名され、4月から順次従業員が移り、そこで仕事を始めるとしています。ただ全ての従業員の移動が終わるまでには6ヶ月以上がかかるとされ、その間も小さな工事は続くようです。

「Steve Jobs Theater」は今年後半に完成

広大な敷地内にはAppleの新製品などを発表するために使われるであろう、劇場(イベントホール)が建設されています。この劇場は偉大な創業者であり、現在のAppleにも影響を与え続けているスティーブ・ジョブズ氏を讃えて「スティーブ・ジョブズシアター」と命名されました。

スティーブ・ジョブズシアターは今年後半に完成するとされており、早ければ次期iPhoneの発表がここで行われることになるのでしょう。大幅なアップデートが予想される次期iPhoneの発表をスティーブ・ジョブズの名前を冠した会場の最初のイベントとして執り行うとすれば、これはAppleにとって記念すべきものになるのかもしれません。

観光客向けにビジターセンターも

現在のApple本社には限定品を販売するApple Storeがありました。これは「Apple Park」にも引き継がれます。敷地内のビジターセンターにはApple Storeだけでなくカフェも設置されるとしています。Apple Parkはファンなら一度は行きたい場所になりそうです。ちなみに従業員向けには2kmのランニング・ウォーキングコースも敷地内に作られるようです。

なお自然環境への配慮でもAppleらしく、かなり高度な技術が使われているようです。社屋は自然な換気が可能なように設計され、1年のうち9ヶ月は冷暖房が不要となり、さらに冷暖房に使う電力を含めて社屋で使う電力は100%太陽光発電で賄われるとしています。訪問者や従業員だけでなく、環境にも優しい社屋となっています。