MapアプリにApple 綱島 TDCの航空写真が登場

Appleが横浜市に建設した綱島テクニカル・ディベロップメント・センター(TDC)の様子が少しわかる航空写真がAppleのMapアプリに掲載されています。周辺の工事状況や植生の状況から去年の夏ころの写真と思われますが、普段は見えない建物の屋上の様子が確認できます。

屋上には大量のソーラーパネル

航空写真からは屋上に庭のようなスペースと大量のソーラーパネルが設置されているのが確認できます。Appleは新しい本社ビル(Apple Park)でも再生可能エネルギーの活用を積極的に進めており、綱島でも太陽光をはじめとした再生可能エネルギーを利用していくのでしょう。

ちなみに綱島TDCが立地する「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン」はその名の通り、持続可能な社会を目指すコンセプトを持っています。その一部としてソーラーパネルを設置して、施設内で利用する電力をできるだけ賄おうという意図だと推測できます。

綱島TDCはすでに稼働しているはずだが

綱島TDCは研究施設として建設され、2016年度中には稼働すると発表されていました。とはいえAppleから事業開始の正式なプレスリリースはありません。3月に様子を見に行った時には受付には人がいて、数人のスタッフの出入り、施設内で使われているであろうWi-FiのSSIDなどが確認できました。おそらくすでに何らかの研究がこの施設で行われているはずです。

一般的に企業は技術研究について形になる前にその研究内容を発表することはありません。そのためこの施設で何が研究されているかはなかなか伝わってきません。ただ綱島TDCはかなり立派で大きな施設なので、大規模なチームでの研究も可能でしょう。この施設から出てきた成果がいつの日かiPhoneやiPadに搭載されることに期待しています。