GW明け、5月7日はソフトバンクの決算説明会に注目

最近少しおとなしくなってしまったソフトバンクですが、ゴールデンウィーク明けの5月7日に2014年3月期の決算説明会を開催します。

もちろん孫正義社長がプレゼンテーションする恒例の説明会になるはずですが、その場でどのようなことが発表されるかが気になるところです。業績関連の分析は専門家に任せるとして、ぼくが期待するのは、、、

・新料金プランの行方
・VoLTEやLTE-Advancedへの取り組み
・プラチナLTE整備の進捗状況
・SprintによるT-Mobile買収の可能性

といったところでしょうか。

特に新料金プランは一度発表したものを実施直前で撤回したことから、さらに練られたプランが出てくるはずです。そのプランがいつ頃でてくるか、どんなコンセプトになるのか、ドコモの完全定額に追随するのか、など興味は尽きません。質疑応答でもこの質問は必ず出てくるでしょう。

また大手3社のうちソフトバンクだけがVoLTEやLTE-Advancedへの取り組み状況があまり見えてきません。他社がこぞってサービス開始をアナウンスしている中でソフトバンクがどこまでアピールできるものを持っているのか、気になります。

フトバンク側としてはあまり触れられたくないかもしれませんが、結局4月に始められなかったプラチナLTEの状況も気になります。iPhone 5s/5c発表時に4月に前倒しして一部地域で開始としたサービスが現在どのような状況にあるのか、責任を持って公表すべきではあります。

そして、ソフトバンクの可能性、日本と世界との関係、モバイル業界の未来を見る上で一番重要になりそうなのがSprintのT-Mobile買収です。この成否がソフトバンクのアメリカ市場での成功・失敗に直結しそうなので、買収は重要な案件になっています。またアメリカの通信環境が変われば、アメリカ発の製品(iPhone, iPadなど)やサービス(AppleやGoogleのクラウドサービスなど)も大きく変わります。そう意味では日本のユーザーも無関係ではありません。僕も非常に注目しています。

KDDIやドコモの決算発表とは違った楽しみがあるのもソフトバンクらしいところです。5月7日午後4時30分から、インターネットでも中継されます。