AppleはiOS版のiMovieアプリを更新しています。今回の更新でようやくiPhone Xの画面サイズに対応しました。Appleが公開しているアプリなのになぜか対応が遅れていたのですが、ようやくiPhone Xの画面をフルに使ってiMovieを使うことができるようになりました。
他社には対応を要求
Appleはアプリ開発者に全てのアプリはiPhone Xの画面サイズに対応する必要があると告知していました。2018年以降は新規アプリや既存アプリのアップデート時の審査でiPhone Xの画面サイズへの対応が必須になり、iMovieもこれに合わせてようやく対応ということになりました。自社の製品に対応するのにこれだけ時間がかかったのは謎ですが、とりあえずは使い勝手が良くなったと思います。
スクリーンショットにもあるようにiPhone Xの画面をフルに使って動画の編集が可能になりました。僕はあまりiOS版のiMovieを使わないのですが、これで快適になったのは間違いないでしょう。ちなみに4月以降にアップデートされるアプリはもれなくiPhone Xの画面サイズに対応しているため、今まで対応していなかったアプリもどんどん対応が進んでいます。一部、長年アップデートされていないようなアプリで上下に黒い帯が表示されているだけです。
画面がワンサイズの魅力
ひと昔、アプリ開発者は「画面サイズが単一で開発がしやすい」とiPhoneを評価していました。しかしこの話はiPhone 5、iPhone 6、iPhone 6 Plusと次々に画面サイズが追加されたことで昔話になったのでしょう。特にiPhone Xは画面上部にカメラでディスプレイが隠れる部分があり、ここを避けるため表示をコントロールしなければいけません。
たまにiPhone Xでの表示に失敗しているアプリを見かけますが、開発者にとって面倒なことが増えたのだろうと想像します（iMovieでも横表示だと丸みで表示が一部隠れます）。さらに今年のiPhoneはサイズが変更されるとの噂です。画面サイズへの対応は次から次へと降ってくる課題のようになっています。