watchOS 5.1.2公開 目玉の心電図機能は日本では使えず

AppleはApple Watch向けのOSの最新版(watchOS 5.1.2)を公開しました。今回の更新でアメリカ国内のユーザー向けに心電図機能が追加されました。しかしこの機能は国内では使えないようになっています。

心電図測定は医療機器

Apple Watch Series 4がアメリカの規制当局の認証を得て心電図の測定と記録に対応すると発表されたものの、この機能は当面認証を受けたアメリカでのみ提供となると同時に発表されていました。確かに国ごとに異なる医療機器販売の厳しい規制を一つずつクリアするのは時間のかかることでしょう。

今回のwatchOS 5.1.2をインストールしても日本のユーザーは心電図機能を使うことはできません。設定で「地域」を変更しても使えないので、iPhoneやApple Watch内の何らかの情報を使って機能を制限している可能性があります。この機能を日本のユーザーが使えるようになるには年単位の時間が必要なのかもしれません。

気になる機能も

今回のwatchOSの更新で「非接触リーダーに触れたときに、Wallet内にあるサポート対象の映画チケット、クーポン、ポイントカードなどに直接アクセスできます」との記述があります。ポイントカードやクーポンを持ち歩かなくても、Apple WatchをリーダーにかざすだけでOKってことでしょうか。

先月、PontaがWalletアプリ内のポイントカードに対応したのですが、これを使うにはWalletアプリを開いておく必要があります。もしかしたら今回の新機能で、ポイントカードなどをWalletアプリで事前に表示させておく面倒さから解放されるのでは?と期待しています。

実際にどんなサービスがこの機能を実装するかを含めて期待しています。