Appleは今朝から秋に公開予定のmacOS、iOS、iPadOS、tvOSで一般ユーザーが参加するベータテストを開始しました。これまでは開発者を対象に行われていたテストですが、今日からは無料で新OSを試すことができます（もちろんベータテストの目的は先行体験ではなく、不具合のチェックです）。
多少の不具合は覚悟
AppleはWWDCでiOS 13、iPadOS、macOS Catalina、tvOS 13、watchOS 6を発表し、直後から開発者にベータ版を配布して新機能の動作確認、バグの除去を進めてきました。開発者向けの初期のベータ版は一般的に非常に不安定であり、Appleも新しい機能を試すために各OSのベータ版をダウンロードするなら多少は安定性の向上したパブリックベータ版まで待つことを勧めています。
不具合が少なくなったパブリックベータ版でもダウンロード後に想定していないような不具合に遭遇することはあります。バックアップを取り、いつでも復元できるようにしてからパブリックベータプログラムに参加するべきなのでしょう。過去の経験からいえば、パブリックベータ版でも起動しないアプリやよく落ちてしまうアプリがチラホラあります。不意に再起動することもあり、正直あまり快適ではないので正式版のリリースまで待つのがベストではあります。
ちなみにパブリックベータテストへの参加には「Apple Beta Software Program」でIDを登録する必要があり、登録後に各デバイスに更新プロファイルをインストールします。プロファイルがインストールされていれば、通常のOSのアップデートと同様に「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」と進めば最新のベータ版をダウンロードできるようになります。