Apple Parkには41.7億ドルの資産価値 世界有数の高価な建物の一つに

Appleが2017年から本社機能を移転したApple Parkは普段の執務スペースとなる巨大な円盤状の建物、発表会などが開催されるスティーブ・ジョブズシアター、それに広大な庭やビジターセンターなどで構成されています。これら建物や備品などの価値の総額は41.7億ドル(約4,500億円)と見積もられています。

建物だけで35億ドル

サンタ・クララ郡は固定資産税の課税のため、Apple Parkの資産価値を計算し、発表しています。それによるとApple Parkの建物が35億ドル(約3,780億円)、コンピュータなどの備品を合わせると41.7億ドル(約4,500億ドル)の資産価値になるようです。この資産価値をもとに計算された固定資産税は4,000万ドル(約43億円)であり、Appleはおおよそこの額を毎年支払うことになります。

Apple Parkの資産価値41.7億ドルの建築物というのは世界に多くあるわけではありません。再建されたニューヨークのワールド・トレードセンタービルは38億ドルの資産価値があるとされ、Apple Parkの価値はこれを上回ります。Apple Parkの規模の大きさだけでなく、今のAppleの勢いが数字となって確認できた形です。

ちなみに世界にはさらに資産価値の高い建造物があります。メッカにあるアブラージュ・アル・ベイト・タワーズ150億ドル、同じくメッカにあるグレートモスクは1,000億ドル、フランスにある核融合施設は250億ドルの価値があるとされます。Apple Parkはこれらには及びませんが、世界屈指の価値を持つ建物であることは間違いありません。