毎年、7月になると9月に発表される次期iPhoneの噂がたくさん出てきます。しかし今年は2020年に発表される次々期iPhone、2021年に発表される次々々期iPhoneの噂が目立ちます。来年の情報より、2カ月後の情報の方が知りたいのですが、今年は少し様子が変です。
答え合わせの発表会
毎年、この時期になるとかなり確度の高い次期iPhoneの情報が出てきます。今年もトリプルカメラ搭載のiPhone XS/XS Maxの後継機種、バッテリー容量の大きなiPhone XRの後継機種が発表されるとの噂が一般に支持されています。各種情報を総合すると、この情報は正確である可能性が高く、9月の発表イベントはこの噂の答え合わせ会場になりそうです。
このような確度の高い情報が出てきて、iPhoneファンはすでに次期iPhoneの情報への興味を失いつつあるのかも知れません。そのため次々期、次々々期iPhoneの噂が増えているとも考えられます。ただしこの時期に出てくる次々期、次々々期iPhoneの情報は試作段階、構想段階である可能性が高く、信憑性は低めです。あくまで「こんなiPhoneがあったらいいな」くらいの情報と捉えておくべきでしょう。
生体認証に大きな変更?
今朝報じられた次々期iPhone(2020年発表)についてのアナリストの予測はTrue Depthカメラが小型化され「ノッチが無くなる」としています。そのアナリストの予想では顔認証センサーの役割を果たすTrue Depthカメラが小型化されてノッチ部分が不要になるのではないかとしています。そしてもう一つ、別のアナリストの2021年に発表されるiPhoneはディスプレイに指紋認証センサーを埋め込み、Face IDを廃止するとの予測も出ています。
この二つの情報は「Appleがフルスクリーンディスプレイの開発を進めている」というサプライヤーからの情報から派生したものでしょう。あるアナリストはフルスクリーンディスプレイの採用はTrue Depthカメラの小型化の結果と予想し、あるアナリストはFace IDの廃止(ディスプレイ内に指紋センサー搭載)の結果と予想したと思われます。しかし今出てきてる来年、再来年のiPhoneに関する予測の根拠はこの程度ともいえます。あまり期待しすぎるのもよくないでしょう。