次期iPad ProはFace IDを搭載するとの噂はかねてからありましたが、iOS 12のベータ版からiPadでもアニ文字が使えるようになることが判明し、iPad ProにもTrue Depthカメラが搭載されると推測され、当然このカメラを使うFace IDも搭載されるのではないかとの憶測が広がっています。
ホームボタン廃止でベゼル狭小化
Face ID搭載（ホームボタン廃止）することでiPadのベゼルを理論的には四辺とも均等な幅にすることができます。今のiPadはホームボタンを配置するため、少なくとも一つの辺のベゼル幅を1.5cmほど確保する必要があり、デザインのバランスから対辺も同じベゼル幅となっています。これがFace ID搭載（ホームボタン廃止）で四辺とも8mm程度の幅になることが予想されます。
四辺のベゼルが均等になったiPadは一枚のプレートのようなデバイスになります。これはAppleが常々目指してきたデザインであり、iPhone Xのベゼルに一部残ってしまったノッチもなく、非常にスッキリしたデザインになっています。上の予想画像の完成度が高いためもあるのですが、もうiPadの完成形といってもいいレベルです。
Face IDの改善にも期待
iPadにFace IDが搭載されることで、Face ID自体のバージョンアップにも期待が持てます。現在、iPhone Xに搭載されているFace IDは縦にiPhoneを持ったっときにしか反応しません。iPhone Xを横にした状態や上下逆さまにして持った状態ではFace IDは作動しないのですが、iPadだとこれでは使い物になりません。
iPadは横にしたり、縦にしたりをアプリや用途、使用場所によって変えることが多くあります。そのためある一方だけでしかFace IDが使えないとすれば非常に不便でしょう。Appleはおそらく横、縦、上下、左右を問わずFace IDを使えるようにするはずです。そしてこれはiPhoneにも適用されるはずで、Face IDの不便な部分が改善されると期待します。