WWDCでwatchOS 5の新機能として紹介されていた「Raise to Speak」が4日未明に開発者向けに公開されたwatchOS 5 beta 3で使えるようになったとのことです。これでApple Watchに「Hey, Siri」と話しかけなくても、Siriにアクセスできるようになり、Siriの利便性は確実に向上するでしょう。
小さな改善だが…
Apple WatchでSiriを起動するには、手首を少し上げて盤面を表示させてから「Hey, Siri」と呼びかけるか、デジタルクラウンのボタンを何が押しするかが必要です。デジタルクラウンを長押しするには両手が両手が自由になっている必要があります。汚れた手袋をしていたり、荷物を持っていたり、そんな時でもApple Watch本体に触れることなくSiriを起動できるので、僕は「Hey, Siri」を使うことが多くなっています。
この「Hey, Siri」が「Raise to Speak」で省略できるとすれば、小さな違いですが毎日何回もすることなので、積み重なると明確な利便性向上に繋がるはずです。watchOS 5ではワークアウトアプリのブラッシュアップとトランシーバー機能が搭載されるものの、トランシーバー機能はあまり使えなさそうな雰囲気なのでこの「Raise to Speak」による小さな変化に一番期待しています。
通信量は480MB
Apple Watchは今回watchOS 5のベータ版に現れた「Raise to Speak」のような小さな改善を積み重ねて徐々に便利になっています。またApple Watch Series 3から使えるようになったLTE通信もApple Watchの可能性を広げています。僕も積極的にApple Watchを単独で利用しています。まあ野外での作業中にApple WatchでApple Musicを楽しむといった使い方がメインで、購入から9ヶ月で通信量はまだ480MB程度です。
Apple Musicに関してはよく聴く曲をApple Watch本体にダウンロードしてあるので、それほど通信量を使うことはないのですが、まあそれでもダウンロードされていない曲の再生などで一定の通信はあります。せっかく月に350円を支払っているのでもっと通信したいところですが、今の所はこれ以上通信を使う用途も見つからない状態です。