The Financial Timesの最新レポート(有料記事)によると、Amazon Music UnlimitedはSpotifyやApple Musicよりも急成長している音楽ストリーミングサービスになったとしています。Amazon Musicには料金の異なるPrime MusicとMusic Unlimitedの2種類があり、この2つを合わせた会員数は3,200万人に達しているようです。
1年で70%成長
Amazon Music Unlimitedの会員数は1年間で70%もの増加を記録したとThe Financial Timesの最新レポートは報告しています。これは最近最も勢いのある音楽配信サービスとされるApple Musicの成長率(50%)を大きく上回ります。またAmazon Prime会員なら無料で楽しめるPrime MusicとAmazon Music Unlimitedの2つを合わせた会員数は3,200万人に達し、Apple Musicの6,000万人と比べてもそれほど見劣りする規模ではなくなっています。
Amazonの音楽配信サービスの急成長の背景にはAmazonが販売する低価格スマートスピーカー(Echoシリーズ)の普及があると考えられてます。日本でも月額500円(年額4,900円)のプライム会員になり、セール時には3,000円程度で販売されるEcho Dotがあれば、追加料金なしで100万曲が聴き放題になるPirme Musicをスマートスピーカーで楽しむことができます。
低価格HomePod発売に期待
現在、Apple MusicはAmazonのEcho端末でも再生可能になりました。EchoでのApple Music再生は便利で楽しいのですが改善点も見えてきており、100点満点というわけではありません。そこでApple Musicをより快適に再生するスピーカーとして期待したいのが日本でも発売が決まったHomePodなのですが、こちらは少し価格が高い(3万2,800円)のが気になります。
Amazon Musicの飛躍の背景に低価格なスマートスピーカーの普及があるのが確実になった今、HomePodにも低価格モデルが求められていると考えます。せめて今の半額くらい(1台1万4,800円程度)の価格で販売されれば、寝室、キッチン、リビング、仕事部屋など一家に複数台置けて、HomePodの利便性はさらに向上するはずです。HomePodが今より便利に使えるようになれば、さらに多くの家庭に普及するはずで、その分Apple Musicの契約者数も増えるはずです。低価格HomePodには少し期待しています。