Appleの未発表の製品をサプライチェーン筋からの情報を分析して正確に予測するMing-Chi Kuo氏が興味深い予測を発表しています。
2021年発表のiPhone
Ming-Chi Kuo氏の予測では次期iPhone(2019年発表)の次(2020年発表)の次のiPhone(2021年)ではFace IDに加えて画面内に内蔵されたセンサーによるTouch IDが搭載されるとされます。これまでも画面内のセンサーによるTouch IDが搭載されるとの噂はあったのですが、予測に定評のあるアナリストが発表したことで信憑性が高まっています。
ただ現時点でMing-Chi Kuo氏が手に入れている情報は試作機、もしくは試作機に搭載するための試作部品の段階であるはずです。ここからTouch IDの精度や耐久性などのテストが進められ、コストや利便性のバランスを見た上で搭載の可否が決まることになります。そのため現時点での情報から判断するのは少し早い気もします。
短所を補い合う
Touch IDは指先の指紋を読み取ることでロック解除等が可能になるため、iPhoneを持ち上げる動作と同時にロック解除も可能になります。しかし手袋をしていたり、指が濡れていたり、指がふやけていたり、そんな時はロック解除の成功率が下がります。一方、Face IDはセンサーが手の状態に左右されることはなく、iPhoneの持ち方に関係せずにロック解除ができます。
しかしFace IDはマスク着用時や眠くて目が開きにく時のロック解除が不可能となっています。このようにFace IDにもTouch IDにもそれぞれ長所と短所があり、それらが補い合えればより良いiPhoneの生体認証はさらに便利になるということです。なのでFace IDとTouch IDの双方を搭載するiPhoneの登場に期待が膨らむところではあります。