「Apple Card」日本でも商標登録出願 日本でのサービス開始に期待集まる

Appleが各国の関係機関に「Apple Card」の商標登録を申請していることはが明らかになっていますが、日本でも登録手続きが開始されたことが特許庁の公開情報から判明しました。これで日本でのサービス開始が視野に入ったとする意見もあり、Apple Cardの日本上陸に期待が集まっています。

Apple Card

必要条件だが十分条件ではない

Apple Card」が特許庁に商標登録を出願されたことで、少なくとも日本でAppl Cardサービスを行う上での必要条件が一つ満たされたことになります。しかしAppleは過去に「Apple Pay Cash」を商標登録出願(2017年8月)したものの、このサービス(現在はApple Cash)は未だに日本でサービスインする気配すらありません。また2017年に「HomePod」を日本でも商標登録出願したのですが、発売は2019年夏の予定となっています。

サービス開始のメドがなくても商標登録の出願を行うことには悪意のある登録から商標を守る意味も少なからずあると思われ、今回「Apple Card」の商標登録出願がされただけで、直ちに日本でも始まる(日本でのサービス展開の準備が始まった)と考えるのは早急です。Apple Cardの日本上陸の正否はもう少し具体的な情報から判断すべきでしょう。

日本のApple Cardは

Apple Cardが日本で使えるようになるには、まずApple Card事業をAppleと共同で行うゴールドマン・サックスが個人向け金融事業を日本で開始する必要がありそうです。ゴールドマン・サックスは日本でも個人向け金融事業を行うとも報道されており、さらにApple Cardと近い関係にある消費者金融事業「マーカス」も日本で展開する可能性があると報じられています。「マーカス」が日本でも開始されればApple Cardも使えるようになるかもしれません。

ゴールドマン

ただそれがいつになるのか、現時点では早い段階のサービスインに期待できる状況ではない気がします。Apple Cardを早く使いたい気持ちはあるのですが、こればかりは気長に待つしかなさそうです。

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