1ドル=105円 これってiPhoneも安くなるんかな?

最近の為替相場は幾分円高傾向を強め、8月6日は1ドル105円から106円で取引されています。この為替レートはそのままiPhoneの販売価格にも影響するため、9月の新モデル発表を前に相場がどの水準で落ち着くかが気になるところです。

少し安くなる可能性も

iPhone 4s以降のモデルの米国での販売価格と日本での販売価格(最安モデル)を比較したのが下の表です。iPhone 7まで最低価格649ドル、iPhone Xから999ドルに値上げとAppleはあまりiPhoneの価格を動かしていません。ただ日本での販売価格は為替レートの変動などもあり頻繁に価格が改定され、その価格は上昇基調にあります。

最近の為替レートは1ドル105〜106円近辺で推移しており、このまま9月の次期iPhone発表を迎えれば、日本での販売価格が引き下げられる可能性はあります。ちなみにiPhone X、iPhone XSの国内販売価格をドル換算するとそれぞれ1,035ドル1,016ドルとなります。これをもとに次期iPhoneの価格を計算すると1ドル105円程度で相場が安定すれば昨年より5,000円ほど価格が下がってもおかしくはありません

ただ10月からは消費税率が10%になり、仮にiPhoneが多少値下げされたとしても購入時の支出はそれほど変化がない可能性はあります。

App Storeも値下げへ

仮にこのまま100円〜105円の水準で為替レートが安定すれば、App Storeの最低価格も値下げになるでしょう。現在最低価格は120円に設定されていますが、これが100円110円となる日がくるかもしれません。値下げとなればアプリ内課金の課金単位も変更(値下げ)になるため、開発者の売上には大きな影響が出ることになります。

なお前回、App Storeの価格が変更された(100円→120円)のは2015年4月であり、その後、為替レートが100円に近づいても値下げが実施されていません。これは頻繁な価格変更を避ける意味もあるのですが、そろそろ実際のレートに合わせた価格に変更されてもおかしくはない時期になっています。