Appleは9月10日(日本時間11日)に開催されるスペシャルイベントでiOS 13やwatchOS 6などの詳細を発表します。すでにベータ版が公開されているので、そのコードを解析することで詳細がわかるので詳細の発表前に多くの情報がでてしまっているのですが、どうやらiOS 13とwatchOS 6には「学校モード(Schooltime)」が導入されるようです。
登校時間に自動でON
iPhoneやiPadを使う中学生や高校生、大学生が増加しているのと比例して、Apple Watchも若年層での利用が広がっていると考えられます。またApple WatchのNFCを学生証がわりにする取り組みも始まっており、学生の利用者は近年急速に伸びていることは間違い無いでしょう。
そうしたユーザー向けにiOS 13とwatchOS 6には「学校モード(Schooltime)」が搭載されることが、それぞれのベータ版の解析で判明しました。登校時間(週間スケジュール)を設定しておけば、自動的にその時間になれば学校モードがONになり、着信音や通知がOFFになります。さらに一部のアプリへのアクセスが制限されるなど、Apple Watchを付けていても勉強に集中できる環境を提供します。
もちろん緊急速報の通知などは表示されるなど、通知に関してはこれまでの「おやすみモード」のような機能になるようです。これでApple Watchの通知やそれに伴うアプリの操作が勉強の邪魔にならなくなるでしょう。
コンプリケーションも多機能化
iOS 13、watchOS 6のベータ版には、ユーザーの高度、緯度、経度、GPSおよび気圧計から得られる情報を表示する、新しいコンプリケーション文字盤が含まれていることが確認されています。ただこれらは6月にAppleの従業員に配布されたiOS 13の内部ビルドから収集した情報のためまだ確定したわけではなく、新しいコンプリケーションや学校モードなどの機能が正式版に含まれていない可能性はあります。
詳細は9月11日未明から始まる「By innovation only.」で発表されるでしょう。スペシャルイベントではどうしても次期iPhoneや次期Apple Watchの発表に目が行きがちですが、新しいOSの詳細情報にも注目したいところです。