iPadOS 13.4からiPadの操作がマウスやトラックパッドに標準対応しました。iPadとマウスを組み合わせて使うことでiPadをノートブックPCのように使えるようになったのですが、便利に使うには工夫と知識が必要です。
押し下げる動き
iPadとMagic Mouse 2を組み合わせて使う場合、上下左右のスクロール操作、スワイプ操作がマウス上のジェスチャーで可能になっています。しかしTracPadを使った時のようにホーム画面に戻る、アプリスイッチ画面に移行するなどの操作はiPad本体に手を伸ばしてホームボタンを押す必要があります。設定を変更してアクセシビリティのAssistiveTouchを使う方法もあるのですが、これはスマートではありません。
そこで知っておく必要があるのが、マウスでカーソルを特定動作させることでホーム画面やアプリスイッチ画面に遷移する方法です。上記動画のようにまず画面下部にマウスのカーソルを持っていくとDockが表示されます。そこからさらに下へと押し下げる動きをすることでホーム画面に戻ることができます。
ホーム画面でさらに下へとカーソルを移動させるとアプリスイッチ画面へと遷移します。あまり馴染みのない動作なので私も最初はこの操作を知りませんでした。AssistiveTouchを画面の端に置いて、マウスでタップするよりもスマートな操作が可能かもしれません。これを知っておくとiPadの操作が手元で完結するため、無駄な動きをせずに済みます。作業も効率的にできるようになるのではないでしょうか。