今こそマスク着用でもFace IDが使えるようにして欲しい

Appleは新型コロナウイルスの感染防止対策として数千万枚のマスクを調達して医療機関などに配布するなど、様々な活動を開始しています。この活動は高く評価されるべきですが、多くの人が期待しているのはマスク着用時のFace IDの不便さの解消です。

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一旦ずらす必要

Face IDは顔のパーツの位置関係をもとに登録したユーザーかどうかを判別します。この判別で重要なパーツの一つが鼻です。鼻を隠した状態ではFace IDは機能せず、iPhoneのロック解除などができません。口が隠れていてもFace IDは使えるためマスクをしている時にiPhoneのロックを解除するなら、マスクをずらして鼻を出す必要があります。

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マスクは感染防止に貢献するかどうかは意見が分かれるところですが、最近になってその効果が見直されてきています。しかしマスクをずらして着用したり、ずらすために手でマスクを触ったりすることは感染リスクを高める行為とされ、Face IDの大きな欠点になりつつあります。

この状況においてAppleはマスク着用時でFace IDが機能するような設定を追加する必要があると感じます。これで顔認証の精度がある程度下がるのは致し方ないとしても、やはりマスクをした状態でロック解除できるようにした方が便利で衛生的なのではないでしょうか。

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この簡略化したFace IDの設定は今回のコロナウイルスのケースだけでなく、花粉症の症状緩和他の感染症の予防のためのマスク着用時も便利になるはずで、日本では多くの人がこの機能を歓迎するはずです。私もマスクを着用して医療機関に出入りする機会が少なくないので、今回の危機をきっかけにFace IDがマスクに対応してくれればと思っています。

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