iOS 14が公開され、AirPods関連の新機能では「空間オーディオ」に多くの注目が集まりましたが、日々の利用を便利にしてくれるのは自動切替機能であることは間違いないでしょう。
複数のデバイスを瞬時に切り替え
iOS 14からAirPodsは同時に複数の端末と接続するようになりました。その結果、接続済みの端末で音声が流れると自動で素早く再生デバイスを切り替えられるようになりました。
例えばiPhoneで音楽を聴きつつ、iPadで調べ物をしているとき、iPadでYouTubeの説明動画を再生すると、音楽は自動で一時停止状態になり、すぐにAirPodsからはYouTubeの音声が流れます。切り替えに特別な操作は不要で、所要時間も1秒程度です。
これまではコントロールセンターなどから音声の再生先をAirPodsに指定してから、動画の再生ボタンを押す必要があったのですが、その手間が一切なくなりました。切替時には切替元、切替先双方に表示が出るので間違って音声がイヤホン外で流れているという心配をする必要もありません。
自動切替はAirPodsの地味な進化ではあるのですが、日常的にAirPodsを使っているユーザーにとって既に不可欠な機能になっているのではないでしょうか。