本日公開されたiOS 14/iPadOS 14とAirPods Proの組み合わせで使えるようになった「空間オーディオ」はなかなかの体験です。イヤホンからの再生なのに空間を感じられる音の広がりがあり、体験音源では全く別物に聞こえます。
ファームウェアのアップデートも
空間オーディオを体験するためにはAirPods ProとiOS 14/iPadOS 14をインストールしたiPhone(2016年9月以降に発売された機種)、iPad(2018年3月以降に発売された機種)が必要です。それに加え、AirPods Proには最新のファームウェア「3A283」がインストールされている必要もあります。なおAirPods ProのファームウェアはiOS 14/iPadOS 14がインストールされた機種とペアリングされていれば自動でアップデートされます。
全ての条件が揃えばiPhone/iPadとAirPods Proを接続して「設定」→「Bluetooth」と進み、「xxのAirPods Pro」の右にある「i」マークをタップすれば空間オーディオの設定が可能になります。ただし空間オーディオは最初からONになっているのでOFFにしたい時にここを開くことになります。また空間オーディオの体験音源が用意されているので、違いを確かめたいならこの設定画面に進めばOKです。
体験音源は極端な状況を設定しているのか、ONとOFFで全く異なった音響空間を体験できるようになっています。体験すれば違いは歴然で、空間オーディオをOFFにしている場合は耳元で音が鳴っているいつものイヤホンなのですが、ONにするといきなりそれぞれの音源が立体的に配置されたように聞こえ、音から空間を感じることができます。
実際の映像コンテンツで体験するならApple TV+では全ての作品が空間オーディに対応しているのでピッタリです。Apple TV+の月額会員になっていなくても一話、二話のみ無料で配信されている作品もあり、それで試すこともできます。またそれ以外でも「5.1chや7.1chのサラウンドフォーマットやDolby Atmos」に対応したコンテンツを対応機種で再生した場合は自動で空間オーディオが有効になり、迫力のある音でコンテンツを楽しむことができます。
このアップデートでAirPods Proはさらに進化しており、今やワイヤレスイヤホンの標準となったAirPodsシリーズの魅力を大きく向上させています。ちなみにAirPods Proの品薄状態は解消されており、Amazonでもいつでも購入できるようになっています(Appleで購入するよりAmazonポイントの分、少しだけ実質的に割引になります)。