Appleが発売したM1チップ搭載のMacBook Air、Proはその性能の高さで大きな話題となっています。この性能について、新たな検証結果が公表され、13インチMacBook Proを2万円でメモリを増設することで16インチMacBook Proで35万円程度のモデルに迫る性能となることが判明しました。
8GBと16GBの違い
M1チップ搭載のMacBook Proではメモリ8GBが標準となっており、16GBへの増設オプションが用意されています。増設には2万円(税抜き)の費用がかかるのですが、この2万円の差が性能上ではさらに大きな差になって現れるようです。8K RAW R3Dで撮影された映像を4K動画へとエンコードする時間を比較したテストでは8GBモデルでは13分57秒かかったのに対し、16GBモデルでは5分59秒に短縮されています。
この5分59秒という数字は16インチMacBook Pro(i9 32G、3,499ドル)の5分30秒と比べても大きな差はなく、2万円の追加出費でハイエンドモデルに迫る性能を確保できることを意味します。確かに一部の性能のみの比較ではあるのですが、上記動画にあるようにM1チップ搭載のMacBookは画像、動画関連の性能は他のテストでも秀でた成績を残しており、この点は大いに評価できると言っていいでしょう。
ちなみに13インチMacBook Proをメモリ16GBとした場合の標準的な価格は18万円程度であり、16インチMacBook Proの半額程度となっています。他の要素も価格には大いに関連するのですが、従来ではミドルスペック製品価格帯でこれだけの性能が発揮できることは衝撃的です。