Appleが先日発表したM1チップは大きな話題となっています。これまでのチップとどう違うのか、どちらが高性能なのか、議論が続いているのですが、性能に関して参考となる指標がでています。
16インチMacBook Pro以上
MacBook Airは比較的低価格でノートブックPCの入門機種という位置付けになっています。今回発表されたM1チップ搭載モデルも価格は104,800円(税別)からに設定されており、MacBook Airの入門機種としての位置付けは継承されています。しかしM1チップを搭載したことで、入門機種ながらハイスペックモデルとなるMacBook Proを超える性能を持っている可能性が出てきました。
16インチMacBook Proは映像編集、写真の現像などマシンの性能を存分に使うユーザーの使用にも耐えうる性能を持っています。先行してテストされた結果として新しいMacBook Airはシングルコアテストで1687点、マルチコアテストで7433点を獲得したとされます。このスコアは16インチMacBook Proの1096点(シングルコア)と6870点(マルチコア)を双方とも上回っており、ベンチマークテスト上はで新しいMacBook Airの性能が際立つ結果となりました。
総合的な判断は保留
ただベンチマークスコアが実際の使用でどこまで差がつくか、さらにファンを搭載しないMacBook Airがどこまでこの性能を維持できるか、などは実際に多くのユーザーが使ってみて判定するしかないと思われます。またM1チップ搭載のMacはこれまでに使えた一部のアプリが使えなくなるとの報告もあります。新しいチップの登場には期待しますが、その総合的な評価も多くのユーザーが実際に使って上でのレビューが揃うまで待ってから判断したほうがいいかもしれません。