HomePod、HomePod miniも、アップデートでApple Musicロスレス音質に対応へ

先週発表されたApple Musicのロスレス音源への対応は音質向上が期待できることを歓迎する声とAppleがこれまで販売してきたオーディオ製品がロスレス音源再生に対応していないことへの非難が入り混じる結果となっています。ただHomePodHomePod miniはロスレス音源には対応しないと発表されたのですが、将来的なソフトウェアアップデートで対応する方向であることが判明しました。

違いが分かるか

Apple Musicがロスレス音源に対応することで、これまで圧縮されてカットされていた周波数の音も再生できるようになりました。このことは音質の向上につながるとされており、Apple Musicでも対応を期待していたファンは多くいます。ただAirPods、AirPods Pro、AirPods Pro Max、HomePod、HomePod miniがこの音源の再生に対応しないことはあまり歓迎されていません。

この内Wi-Fiでデータを送受信するHomePodHomePod miniソフトウェアのアップデートでロスレス音源の再生に対応することが判明しました。アップデートがいつ実施されるかは不明ですが、Apple Musicの大きな進化であり、HomePodもこの進化の恩恵を受けられるのが自然です。早ければ6月にも、遅くてもそれほど遠くない将来、アップデートが実施されると予想します。

ただこれまでのApple Musicの今の音質とロスレス音源の音質を聞き分けるのは難しいとされます。聞き分けに慣れた人なら分かる程度で、さらに言えばどちらが聴きやすい音質かは甲乙つけ難い(好みが分かれる)という意見もあります。静かな環境で再生環境を厳密に調整した場合にわかる音質の差というレベルであり、日々の楽しみとして聴く音楽ではそれほどこだわる部分ではない気がします。どちらかといえば空間オーディへの対応の方が重要だと思います。