Apple Musicの新機能、メインはハイレゾではなく空間オーディオ

Appleが発表したApple Musicの新しい機能、ロスレス音源対応空間オーディオ対応ですが、現時点でメインとなる新機能は空間オーディオではないでしょうか。

Apple music

ハイレゾには問題多数

Apple Musicがロスレス音源に対応するという噂は常にありました。今回、ようやくロスレス音源(ALAC)に対応となったのですが、Appleがなかなか対応しなかったのには訳があります。

今回Apple Musicが対応した最高品質のロスレス音源(ハイレゾロスレス)のデータ量は非常に大きく、モバイルデータ通信でストリーミング再生すると料金プランによっては高額料金が発生し、また4通信状況が悪ければストリーミング配信が難しくなる可能性もあります。自宅のWi-Fi環境でロスレス音源をiPhoneなどにダウンロードしておけば通信環境を気にする必要はないのですが、その場合はiPhoneのストレージ容量を圧迫してしまいます。

またBluetoothでiPhoneと接続する再生機器はロスレス音源を再生できず、多くのユーザーが使っているAirPodsAirPods ProAirPods Pro Maxが非対応となっています。AirPods Pro Maxは有線接続できるのですが、仮に有線で接続してもロスレス音源の再生はできません。さらにハイレゾロスレス音源の再生には専用の機器が必要であり、どこでも気軽に簡単に高音質のApple Musicが楽しめる状況には程遠いのが現実です。

空間オーディオの臨場感

一方、空間オーディオiPhone 7以降2018年3月以降発売のiPadが対応しており、AirPods Pro、AirPods Pro Maxだけでなく一部のbeats製イヤホンで体験できます。すでに一部のAppel Music内で配信されているミュージックビデオは空間オーディオに対応しており、6月以降、さらに対応コンテンツが増えるという理解でいいでしょう。

空間オーディオはアーティストのライブ映像オーケストラの演奏など音の広がりを感じられるコンテンツにはぴったりだと思います。これをiPhoneやiPadで簡単に体験できるのは大きなメリットになります。そのため今回のApple Musicの新機能の本命は空間オーディオだと言って間違いはないでしょう。将来的にロスレス音源が気軽に楽しめるようになるのかもしれませんが、現時点ではそれほど魅力的なサービスには映りません

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