Apple Watchは今年、大幅なデザイン変更を実施する。そんな噂は常にあるのですが、そのデザインはiPhone 12やiPad Proのように角張ったものになるとの情報出てきました。多少のデザイン変更が実施される可能性は高そうですが、この情報は使い勝手という面で怪しい部分もあります。
直線的なデザイン?
Apple Watchは初代から基本的なデザインは同じです。Series 4で画面サイズが大きくなり多少の変更が加えられたものの、全く新しいデザインが採用されたことはありません。しかし2021年に発売されるSeries 7はiPhone 12やiPad Proのように直線的な縁が採用されると、Apple関連の情報に詳しい人物が述べています。
iPhoneやiPadのデザインに近づけるのは製品デザインの一貫性という面で合理的とも言えますが、予想ではそのデザインが可能か不可能か、ユーザーの装着感を損なうかどうかという点は議論されていないようです。まず予想画像のように角のあるケースだと手首を反らせた時に本体に当たる感覚があるでしょう。現行のデザインでは背面の曲面とケースの曲面が当たる感じを逃すデザインになっていて、不快に感じそうな当たる感じをなくしています。
また現行デザインでは背面のセンサーの厚み(本体の厚み)を背面の曲面でデザイン的に誤魔化しています。もし背面にも直線的なデザインが採用されれば、Apple Watch本体は分厚い印象になるでしょう。手首の上に四角が乗っている、そんな違和感を感じそうです。逆に背面の曲面が残されればデザイン的にはチグハグになります。この辺りをAppleがどう判断するかです。
またベルトの脱着方式も変更になるでしょう。充電器も変更になるかもしれません。ベルトや充電器の互換性がなくなるのはユーザーにとってはいいことではありません。デザインとしては面白いのですが、予想画像のようなデザインに無理があるのも事実です。