スマートホームの新規格「Matter」に期待

Apple、Google、Amazonなど多数の企業が独自の規格を策定しているスマートホームですが、これを統一しようという動きが本格化してきました。Apple、Amazon、Google、Samsungをはじめとして多くのスマートホーム関連企業が参加する団体が統一規格「Matter」を策定しました。Matterに準拠した製品は2021年内にも発売されると報じられており、乱立するスマートホーム規格の統一が進みそうです。

Matter

HomeKit対応製品も拡大へ

これまでiPhoneやHomePodでスマートホーム対応家電をコントロールしたいなら、HomeKit対応製品が、AmazonのEchoで操作したいならAlexaに対応した製品が必要でした。そのためこの照明はHomeKitに対応しているものの、このコンセントはAlexaとGoogle Homeにしか対応していってことが多くあり、スマートホームを構築する上での障害になっていました。

Home

この障害が規格の統一でなくなるかもしれません。AppleやGoogle、Amazonなどが参加する業界団体がスマートホームの新しい規格Matter」を策定しました。これで家電メーカーなどはMatterの仕様に合わせて製品を作れば、同時にAlexaにもHomeKitにもGoogle Homeにも対応できるようになります。

HomeKit

Matterに対応したら自動的にHomeKitにも対応してHomeアプリやSiriからコントロールできるようになるかは分かりませんが、HomeKit対応製品が増えるきっかけになるのは確実です。これまで少ない対応製品の中からしかスマートホーム対応製品を選べなかったのですが、今後は選択肢が増えることに期待できそうです。Matterの動向には注目しています

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