Apple Music、空間オーディオ対応と高音質配信を発表

AppleはApple Musicで高音質配信と一部コンテンツの空間オーディオ対応を発表しました。これらは6月から開始され、Apple Music会員なら追加料金なしで楽しめます。

Apple Music

対応機器には注意

Apple Musicを空間オーディオで楽しむにはAirPods Pro、AirPods Pro Maxと一部のbeats製のイヤホンが必要であり、また再生するデバイスはiPhone 7以降iPadは2018年3月以降に発売された機種が必要になります。iPhoneでは今使われている大半の機種が対応しているのであまり問題ないかもしれませんが、iPadはまだ現役で使われている機種も一部が対象外となります。またAppleの完全ワイヤレスイヤホンでも、AirPods(初代、第2世代)では空間オーディオを楽しむことはできません。

Apple Music

一方、高音質配信はさらに機種の縛りが厳しくなっています。AirPodsAirPods ProAirPods Pro MaxなどiPhoneとBluetoothで接続するイヤホン(もちろん他社製も含む)は全て高音質配信に対応しません。またAirPods Pro Maxは有線でiPhoneと接続できるのですが、それでも高音質での再生ができません。せっかくの高音質配信をAppleの高品質ヘッドホンで楽しめないのはかなり残念です。

Apple TV 4K

なお現時点でiPhone、iPadを使ってApple Musicの最高品質の配信(ハイレゾリューションロスレス)を楽しむには、専用の機器に接続する必要があり、気軽にどこでも楽しめるというApple Musicの使い方とは一線を画すサービスになっています。一方、Apple TVは高音質配信に対応していることが確認されており、こちらはもう少し手軽にさらにいい音質でのApple Musicを楽しめる可能性はあります。

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