Appleのサービス売上高は過去最高を記録 四半期で175億ドル

Appleは2021年度第3四半期の業績を発表しました。全社の売上高が前年同期比で217億ドル増加の814億ドルに達し、その好調さが伺えるのですが、中でも前年同期比で43億ドルの売上高増を記録したサービス部門の成長に注目が集まっています。

7億のサブスク契約

Appleのサービス部門はApple Music、Apple TV+、Apple Arcade、Apple Fitness+、Apple News、Apple books、Apple Podcast、iCloudなどで構成されています。これらサブスクリプション契約は全世界で7億件に達し、前年同期比で1.5億件の増加となったと同社が報告しています。この契約数の伸びに比例してサービス部門の売上高は約175億ドルとなり、四半期の最高記録を更新しています。

Appleはサブスクリプション契約の一部をまとめて契約できるApple Oneを提供し、より多くのサービスを手頃な価格で契約できるようにしています。またApple TV+で人気作品の新シーズンを次々と公開して、契約者が解約に向かわないようなラインナップを提供しています。さらにApple Arcadeでも人気ゲームのオリジナル版の提供を始めるなど、これまで以上にユーザーの確保を意識したゲームを揃えるようになりました。

これ以外にもPodcastでも有料サービスを始め、Apple Musicでは空間オーディオと高音質での配信を始めるなど、世界中に大量にいるiPhoneユーザーをベースとしたサービス提供基盤を存分に活かした事業を展開しています。ただまだまだ発展余地は残されていると考えられ、Appleのサービス分野の成長はまだ当面続くと予想されます。