iPhone 13への買い替え意向は低め? 既存ユーザーの10%程度か

アメリカのiPhone 13への買い替えについての調査で、既存ユーザーの10%が買い替えを検討しているとの結果が出ました。この調査が多くのユーザーの意思を反映しているとすれば、iPhone 13への需要はそれほど高くならない可能性が出てきました。

機能が少ない”

iPhoneは毎年新機種が出るたびに大きな機能を追加してきました。iPhone 12は5G通信に対応するなど、これまでのiPhoneより快適な通信が可能とされこの機能を目当てに多くの人がiPhoneを買い替えました。しかしiPhone 13には5G通信のような目立った新機能が今のところ見えてきません。

カメラはiPhone 13でも大幅に性能向上を果たすと思われます。しかしカメラの性能は既存機種でも多くの人が満足できる水準にあるため、カメラ性能の向上を理由に買い替えたいと考える人は減りつつあるのが現状です(目立った違いがあれば別ですが)。

そうした状況を反映してか、iPhone 13に買い替えようと考えている既存iPhoneユーザーは全体の10%程度にとどまっているとの調査が出ています。25%程度のユーザーは発表イベントで明らかになる新機能を考慮してから決めるとしているため、現在の10%が最終的な数字とは言えませんが、買い替え意向は比較的低くなっていると考えてよさそうです。

衛星通信に期待

iPhone 13への買い替え意向を持つユーザーが期待する機能のトップは衛星通信機能とされています。まだiPhone 13にこの機能が搭載されるかは不明(もし搭載されても発売直後から使えるかも不明)ですが、圏外でも緊急メッセージが送信できることに期待するユーザーは一定数いるようです。とはいえ世界中どこでも通話や通信が可能になるイメージとは程遠いとされ、イベントでの発表内容次第ではさらに購入意向が低下する可能性もあります。

現時点でiPhone 13の新機能についてはあまり目立ったものが噂として出ていないのも購入意向の低さに影響しているのは確実でしょう。もしこのまま事前情報通り、あまり新機能の搭載がないとすればiPhone 13というよりiPhone 12sのような位置付けの製品になる可能性はありそうです。