Apple WatchにWebブラウザアプリは用意されていません。しかしURLのリンクをクリックした場合などで起動するWebブラウザはあります。このブラウザが案外高性能だとTwitterで見たので、どこまで出来るか確かめました。
Twitter、FacebookはOK
Apple WatchにはWebブラウザアプリはなく、Webサイトの閲覧には制限があります。ただ内蔵ブラウザを使うことである程度の閲覧は可能です。閲覧したいサイトのURLを自分宛のメールなどで送り、そのリンクをタップすることでWebサイトへと移動できます。
色々試した結果、GoogleはWebサイト経由で検索、表示サイトの表示までできます。検索ワードの入力は音声でできるので簡単な検索なら可能でしょう。
FacebookもTwitterもログインすれば、スマートフォンのブラウザで閲覧しているのと変わらない感覚で使えます。
ログイン時にはキーチェーンに保存されたIDとパスワードを呼び出せるので、煩わしい入力はありません。タイムライン、友人の近況の閲覧程度ならできます。ちなみにTwitterはもっと便利なApple Watchアプリがあります。
YouTubeはサイトの表示はできるのですが、動画は再生されません。動画再生ができないので、実質的にYouTubeは内蔵ブラウザでは使えないといえます。FacebookもTwitterも動画は再生できないので、内蔵ブラウザ側が動画を再生できないような設定になっているのでしょう。
Yahoo!JAPANもトップページにはアクセスできますが、表示はリーダー表示のような簡素なトップページとなっています。検索は使えるのですが検索結果の画像は表示されません。他のサイトも画像が表示される、されないが分かれているので画像ファイルの種類ごとになんらかの選別が行われているのでしょう。
なお通信速度を計測するサイトへもアクセスできます。iPhoneと接続されている場合は2〜3Mbps程度、Wi-Fi接続の場合はそのWi-Fiの速度、LTE通信の場合はカテゴリー0(最大10Mbps)の速度で通信していることが確認できます。
ブラウザの機能
Apple Watch内蔵のブラウザは簡易タイプであるため、一般的なものに比べて機能は制限されています。例えば戻るボタンはあるものの、進むボタンはありません。またページ内検索やテキスト翻訳などもできません。
前のページに戻るにはアドレスバーをタップすると、「前のページ」ボタンが出てきます。またここでリーダーモードへの切り替えも可能です。テキストの多いページを閲覧する場合、元々リーダーモードで表示されることもあるのですが、ここで通常モードに戻すことも可能です。
Apple Watchの内蔵ブラウザはあえて使う必要のない機能です。しかしこうして使えることを知っていれば何かの役に立つかもしれません。