クセが見えてきたApple Watch Series 7の高速充電

Apple Watch Series 7の大きな特徴の一つが高速充電です。多くのユーザーが寝ている間に充電するので、威力を発揮する機会は少ないかもしれません。しかしその特徴を知っておけば毎日の充電に役立つでしょう。

Apple Watch

0%からの充電に弱い

Apple Watch Series 7高速充電に対応したと言っても、全てのケースで高速にバッテリー残量が増えていくわけではありません。まず特徴的なのが電池切れ(サイドボタンを押すと時間だけが表示される状態)から充電を開始しても、なかなか通常モードで起動しないところです。10分ほど充電器に繋いで8〜9%くらいのバッテリー残量となった時に、ようやく起動する感じです。(緑と青のグラフの最初の0%が続く部分)

充電

起動後も挙動は安定しない場合もあり、充電開始から20分くらいはバッテリー残量が思うように増えないことがあります。その後、高速充電が始まるのですが、ずっと高速というわけではなさそうです。本体の状況などを反映して高速充電と通常充電を使い分けている感じです。(不安定な緑のグラフは高速と通常を行き来している感じです)

Apple Watch

調子がよければ5分で8〜9ポイントほどの残量増加があるのですが、増加が5ポイントくらいに落ち込むこともあります。Appleが発表している45分で最大80%の充電というのも高速充電がずっと続いた場合という条件があるのでしょう。

そして90%を超えるか超えないかのあたりから充電速度は遅くなります。これは一般的なバッテリーの充電と同じかもしれませんが、最後、100%にするまでには少し時間がかかります。95%から5%充電して100%にすることに、実用上の意味はあまりないのですが、朝、100%の状態で家を出たいという気持ちはあります。

バッテリー切れにしないこと

何回か高速充電での充電状況を観察して考えたApple Watch Series 7の充電のコツは、まずバッテリー切れにしないことです。Apple Watchはバッテリー残量が10%になると警告の通知がきます。できればその時に高速充電を開始すれば、立ち上がりの遅さを回避でき、一気に高速充電で丸1日使える状態にまで回復します(オレンジのグラフ)。

Apple Watch

あとは100%充電に拘らないことでしょうか。90%から100%にするのには余計に時間がかかります。90%で家を出ても1日使って20%くらいでは帰ってこれます。そこで高速充電器に繋げば、1時間くらいでまた90%に復帰します。睡眠追跡にApple Watchを使ったとしても翌日1日使える分のバッテリー残量にはなります(朝に10分ほど充電すればまた90%以上にはなるでしょう)。

なんとなく高速充電のクセが見えてきたのでこれからの充電の参考にしていこうと思います。

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